〔内科、外科、心療内科、精神科／東京都江戸川区〕
2018年の開業時より、「ドクターズ・ファイル（DF）」に記事を掲載している同院。山中院長は勤務医時代からDFを通して地域の医療機関のさまざまな取り組みを知り、良い刺激を受けてきたという。折々の丁寧な取材をもとに、自前のホームページやパンフレットだけでは伝えきれない「外側から見たクリニックの魅力や変化」を発信できる点に心を惹かれ、広報活動およびブランディングの一環として導入を決意した。
クリニックの魅力を「外からの視点」で引き出してもらえます。
2018年の開業当初から、DFを情報発信ツールの一つとして活用しています。掲載を続けることで、新社屋の完成や地域交流スペースの開設など、クリニックの変化や成長をリアルタイムで伝えていけるんですよね。開業当初は診療に全力集中しなければならず、クリニックの広報やブランディングについては先延ばしにしがちでした。診療方針や患者さんへの思いなどをどうやって地域の皆さんに伝えていけばいいのか、わからなかったんです。あらゆることを手探りで進めていく中で、信頼できるメディアに情報発信をお任せできたのは大変ありがたかったです。クリニックの持ち味についても、内部からは見えない点も多く、真摯で丁寧な取材によって「私たちのクリニックにはこんな魅力や特徴があるんだ」と気づかされることも多々ありました。また、医師の人柄や人生にも目を向けた記事は、患者さんだけではなく、求職者にも届いているようです。当院のスタイルにやり甲斐を感じて入職してくれる、そんなスタッフが増えているところもうれしいですね。
雑誌『頼れるドクター』も開業年から掲載していますが、アフリカでの医療支援や市政活動など、私の前半生にもスポットを当ててくれますので、患者さんにとってはとても親しみのある読み物になっているようです。特に高齢者さんにとっては、ウェブより紙媒体のほうがわかりやすいようですね。ウェブとはひと味違ったレイアウトで写真も多く、見やすさや読みやすさについても十分に配慮されていると思います。当院は在宅医療専門のクリニックなのですが、「この雑誌で初めて在宅医療の詳しい内容を知った」という方も少なくありませんし、訪問先の患者さん宅で『頼れるドクター』を見かける機会も多くなってきました。また、『頼れるドクター』には地域の医院が数多く掲載されていますので、コンパクトにまとめられた記事を通して、私も患者さんも良い意味での「比較」ができます。これは自前のホームページや広報誌ではできないことですので、今後も掲載を続けて、在宅医療の内容や流れ、導入までのプロセス、当院独自の取り組みについて発信していきたいと思います。
