〔婦人科/大阪府大阪市阿倍野区〕
当時は「ドクターズ・ファイル(DF)」にあまり興味を持っていなかったという桝田院長。しかしスタッフの熱意とDFへかける想いに心を動かされ、導入を決断。きめ細かな運用サポートを得られることや、さまざまな記事が日々更新されていることによる媒体自体への社会的信用性の高さを評価しているそうだ。
頻繁に足を運び、一緒に考えてくれるから安心できます。
今、「ドクターズ・ファイル(DF)」のトピックスと検診・治療レポートに掲載している卵巣がんの記事は、僕から話を持ちかけて書いてもらったんですよ。子宮頸がん・子宮体がんなどの検診の重要性は今では広く認知されるようになりましたが、卵巣がんに関してはそもそも診察を受けなければいけないという概念を持っていない人が多いと常々感じていました。ところが実際は、卵巣は沈黙の臓器ですからかなり進行した状態でがんが見つかることも少なくありません。どうやったら検診に来てくれて、異常を少しでも早く見つけられるかと考え、このテーマでお願いしました。すると「卵巣の検査を受けたい」と自ら望んで来られる患者さんが増え、最近はずいぶん皆さんの意識が変わってきたなと実感するようになりました。院内に置いている記事のパンフレットもあっという間になくなったんですよ。もともとメディアに出たいとは思わず、一人でも多く診察して早く治療できることが一番と考えていましたが、記事を通じてそれが実現できたことは何よりだったと思っています。
「ドクターズ・ファイル リンク(LINK)」は、当院が月経困難症を積極的に診ていることを知らせるためのサテライトサイトとして活用を始めました。当院のホームページにも目立つようにバナーを貼って閲覧を促しています。僕は月経困難症で悩んでいて今すぐ妊娠を希望しない方は皆、ピルを服用して問題ないですし、それで明らかに日常生活のつらさが改善されると考えています。症状があるために仕事などの社会活動ができない不利益をなくしていきたいという想いでサイトを作ってもらいました。このようにして今、周知したい情報をリアルタイムでアップできる場所として、LINKは優れているのではないでしょうか。最近ですと一般不妊治療が保険適用になり、タイミング法と人工授精までは誰でも受けやすくなりました。そのことを改めてLINKで周知してもいいのかなと思っています。小学生から月経困難症で悩み、大人になってからは不妊で苦労される方も多いので、「保険適用でできる不妊治療」としてサテライトサイト第2弾も検討しています。
それはひとえに患者さんの利益のためです。当院は基本的に土曜・日曜も診療しており、それは患者さんにもよく知っていただいていますが、私たちも人間ですからどうしても臨時で休診しなければならない日もあります。ただ、それを患者さんにお伝えしないのは、サービス業の一つである医療に従事する者として礼儀に欠けることだと考えるのです。暑い中や寒い中、遠方から足を運んでくださったのに、着いたらクリニックが閉まっていた、とがっかりされることはどうしても避けたいと思っています。婦人科の診察は、ただでさえ敷居が高く勇気を振り絞って来てくださる方も少なくないですから。DFに「お知らせ」欄があるおかげで、あらかじめ休診を広く知らせることができて助かっています。更新の手順もとても簡単です。このようなちょっとしたことが、患者さんの満足度や私たちとの信頼関係につながっていくと考えます。また休診情報に限らず、毎月何かしらの情報を更新して見てくださる方への礼儀を尽くそうとも心がけています。